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京都御苑内の白雲神社はかつて同地にあった西園寺家の鎮守社でした。西園寺家は琵琶の家元であったため、音楽の神様としても信仰を集める妙音弁財天を祀ったと伝わっています。芸能上達のご利益の一方で弁財天の使いが白ヘビであるため、ひと月に数回巡ってくる「巳の日」には午前7時から「朝のお参り（朝参式）」が行われます。乙巳の年である2025年はさらなるご利益がありそうですね。

出町妙音堂は京都市上京区の閑静な住宅街にある小さな寺院です。正式には妙音院と呼ばれ、妙音天（弁財天の化身）が祀られています。妙音天は芸術や音楽の神であり、古くから音楽家や芸術家たちの守護神として技芸上達や福徳円満をもたらす存在として信仰されてきました。さらに、巳年の守護神である蛇とも関連が深く、巳年に訪れると特にご利益があるとされています。

京都最古と伝わる神社の一つであり世界遺産でもある下鴨神社。葵祭（賀茂祭）をはじめ多彩な神事が執り行われ、近年は縁結びなどのパワースポットとしても人気。境内の中門を通り、本殿に至るまでに7つの言社（ことしゃ）というお社があり、御祭神はすべて大国主命（おおくにぬしのみこと）の別名で昔から干支の守護神として信仰され、この中で巳年にあたるのが大国魂命（おくにたまのかみ）を祀る一言社（ひとことしゃ）です。2025年をより良い1年にしたい人はぜひ参拝してみてくださいね。

平安時代に創建された大豊神社。末社にあたる大国社に狛ねずみが鎮座することから「狛ねずみの社」としても親しまれている。ご利益は治病健康や福徳長寿、学業成就、縁結び、子授け安産など。本殿には医薬医療を司る少彦名命（すくなひこなのみこと）が祀られ、その前に立つ2体の狛巳は白と黒の対になっている。治病健康長寿・若返り・金運の象徴とされ、授与品には蛇にまつわるお守りやおみくじがあります。

平安時代の中期に創建され、特に弁財天は金運のご利益があり、芸能、知恵、富を司る七福神の一柱で水の神様としても知られています。昔、銭洗い弁財天でお金を清めることで財運が向上したとのことから、現在も金運アップを願ってお金を清める儀式が残る金運アップの人気のスポットです。白ヘビと小判があしらわれた縁起の良いデザインは、巳年にこそいただきたいですね。

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